請負の概要
発注元企業より発注を受け、請負会社と請負元が雇用した労働者に対し、請負元の指揮命令のもと、発注元企業より発注を受けた労働に従事させる事です。
雇用契約を結んだ労働者は請負先の会社で請負会社のスタッフとして働くことになり、会社のプロジェクトを完遂までの全行程を任されることが一般的です。
請負会社の指揮のもと部門ごとに働き、場合によってはチームを組んで働くことになるでしょう。プロジェクトの遂行過程よりも最終的な結果が重要視され、完成したものに対して請負会社が給料を支払います。
請負のメリット
- 長期で働ける可能性
- 1つのことに対する経験やスキルが磨かれる
- チームで働く連帯感
- 成果報酬型
請負で働く場合のメリットには上記のようなものが考えられます。
請負はプロジェクトの完遂まで求められることが多いため、他の雇用形態よりも長い契約となる場合が多く、長期的に働くことができる可能性が高いでしょう。
1つのプロジェクトを完遂まで任される請負。求められるスキルは様々ですが、1つのことに特化するため、経験が深まりスキルも磨かれていきます。
請負は部門やチーム単位でプロジェクトに取りかかることが多いため、必然的に他の人と協力しなければなりません。チームでの動き方を学べる上、長期での仕事のため連帯感が生まれる可能性があります。
請負は成果報酬型です。正社員などと違い、自分の頑張り次第で成果が上がり、報酬も上がります。努力に対して結果がでるため、やりがいを感じやすいのではないでしょうか。
請負のデメリット
- 希望の求人がない可能性がある
- 個人契約の場合の不利な条件
請負のデメリットとして上記の2つが考えられます。
プロジェクト単位で働くことになるため、職種が限定されている場合があり、希望する業種や求人が見つからないということもあるでしょう。
請負会社と個人が契約することで成り立ちますので、労働法は請負先と求職者の間は適用外です。
請負契約により社会保険等のなどの費用も含まれる為、目に見えるコストは上がります。